息子の通っている都立高校の隣りには、私立のお嬢様学校が建っています。

皇族の方が通われるので、とても有名な学校です。

昨年の都立高校受験の際、色々な高校を下見したのですが、息子は、今通っている都立高校の文化祭をチラ見しただけで「ここに行く」と決めてしまいました。

古い校舎だし、家からも遠いし、知り合いも少ない。

一体、ここのどこがそんなにいいのだろうと私はしばらく不思議に思っていました。

ところが、入学してしばらくしてから分かったんです。

学校の校門前で信号待ちをする時、隣りのお嬢様学校の生徒さん達も一緒に道路へ並んでいるんですね。

可愛いんです。

制服が・・・。

セーラー服に白いハイソックス、それにローファーという出で立ちなんですけど、髪型などもきちんとしていて、なんとも清楚な雰囲気。

たぶん、これにやられたんだなあと心の中で苦笑し、ちょっと問い詰めたら、息子はただ黙って笑っていました。

彼の中では、セーラー服のお嬢さん達が校門の前を通るだけで、この都立高校のイメージが、グンと上がっていたのでしょう。

実は、今の校長先生は、この都立高校が旧制男子高校だった時代の卒業生なのですが、先生いわく、「自分の学生時代は、よく屋上に出て、お隣りの女子高の廊下を眺めていました」との事。

そのうち、眺める仲間がどんどん増えて、ついにあちらの学校から「どうか覗かないで下さいね」と公式にお願いが出されたなどと昔話をおっしゃって、大笑いしていました。