中学校の制服が、絵に描いたようなセーラー服でした。

昭和から続く、「髪の毛は肩につかないように」と言う校則もあったので、おかっぱとセーラー服・・・、なかなかの田舎っぺ具合です。

転勤族だった私は、本当にこのセーラー服が嫌で嫌で仕方ありませんでした。

どう頑張っても可愛く着こなせない気がして、年上の知り合いにセーラー服の着こなし方を伝授してもらったほどです。

中学生になると先輩後輩の上下関係が出来るので、着こなし方はなかなか難しく、学年によって違うことを教えてもらいました。

まず一番難しくて新入生が悩むのが、スカーフ。

棒状に折りたたんで、安全ピンやヘアピンで固定し、襟の下に挟み、床と垂直に垂らしたら、襟に少しかかるようにパタンと内側に折って、スカーフを固定させます。

学年が上がるごとに、スカーフの幅を広くして、華やかにしていくのです。

後ろの襟からスカーフが出ているのは、彼氏募集中と言う意味になるから気をつけるようにとも教えられました。

中に着るものは、白黒のシンプルなものを基本としていましたが、これも二年生ぐらいになると少し変わってきて、色物を着てみたり、タートルネックのセーターやチェックのネルシャツを合わせたりしていました。

たまにサイドのチャックを閉め忘れて、思春期の女子的には恥ずかしい思いをしますが、普通に着ている服なので、下着を見られるような恥ずかしさではありません。

一番の難点が、スカートの丈。

膝下が校則だったので、一年生のうちはそのまま。

二年生からは、先生に注意されない程度に折って、短くしていました。

スカートの下には体操服の短パンを履くこともマストです。

こう書くと、色々と暗黙のルールがあったなぁと思います。

私は先輩のおかげで、入学当初からそれなりに着こなせていましたが、無知な子はずっと微妙な着こなしでした。

セーラー服は、難しい制服です。