私がセーラー服について残念に思うのは、自分がセーラー服を着ていた当時、その可愛さに気付いていなかったことです。
中学校の制服がセーラー服だったので、デパートに行って買ってもらったというだけでした。
ただ、そのデパートが、その年に新しく前開きのセーラー服を作ったとかで、母がこれは脱ぎ着が楽でいいわと言っていたのを覚えています。
昔はセーラー服は被る物だったそうですね。
でも、前開きは確かに楽でした。
そして、前開きであってもスカーフをするのでファスナーは見えません。
私の友達はセーラー服がとても好きなので、高校もセーラー服がいいなと言っていました。
でも、私はその頃はそうかなと思っただけでした。
セーラー服は3年生ともなると、袖口の白いラインが擦り切れてしまう部分もあるのですが、もうあと1年だからわざわざ直しに出すのも勿体無いのです。
上から白いテープを貼ろうかと思いましたが、カフス部分は布が重なって厚いので家のミシンでは針が通りませんでした。
セーラー服の思い出でもう1つ。
スカーフの色と素材です。
初め、私は白と青のスカーフを買ってもらいました。
でも、赤もあったのです。
そのうち赤も欲しくなったのですが、買ってもらえなかったのか、自分で派手な色が恥ずかしくて買わなかったのか忘れましたが、結局赤はしないまま卒業してしまいました。
また、スカーフの素材にはペラペラしたポリエステルの物とレーヨンが混ざっているのか、なよやかで少しふっくらした生地の物がありました。
私が初めに買ったデパートのはペラペラのでしたが、他のお店で売っているようでした。
これも買い替えることなく卒業してしまいました。
卒業後、セーラー服の可愛さが段々わかってきましたが、セーラー服は公立の中学ではどんどんなくなっていき、今では殆どがブレザーです。
一時ブレザーが流行ったこともありましたから、そうなったのでしょうか?
それで、私の娘はセーラー服は着ることなく終ってしまい、残念でした。