中学校の制服がセーラー服でした。
最初着たときは自分がかわいくなったようで、胸がキュンキュンしました。
でも、実際のセーラー服はとても窮屈でした。
私は中学校に入学したころは40kgもなく、とても細かったのでまだ大丈夫だったのですが、そのうちブクブク太ってきて、3年生になったころには55kgぐらいになっていたので、セーラー服もますます窮屈になってしまいました。
セーラー服を着た自分を鏡で見ても、とても不細工でした。
何とか痩せたいと思っていたのですが、当時は食欲のほうが勝って、太ったまま卒業ということになってしまいました。
バストがとても大きい同級生も胸が目立って、あまり似合っているとはいえませんでした。
やはり、セーラー服は「セーラー服と機関銃」の薬師丸ひろ子のようにキュートな子が似合うのだということを痛感しました。
クラスの中でも、スリムな子や背の高い子が似合っていたと思います。
また、おとなしい感じの子のほうがいい感じでした。
思春期なので、男子もそういうふうに見ているのだろうなと、その目がとても気になりました。
どうしてセーラー服のようなものが制服になったのだろうと不満に思うこともよくありました。
だから、私はセーラー服についてはあまり良い思い出がありません。
そういうわけで、高校に入学して制服がブレザーになったときは、何だか解放されたようにホッとしました。
太っていても胸が大きくてもブレザーならカバーしてくれます。
おかげで制服を気にせずに学校生活を送ることができました。