出身校はオーソドックスなセーラー服でした。
規定も厳しく、確か生徒手帳には服装についても絵入りで載っていたような?
スカートは膝丈、靴下は白で脛の半分までの丈または3つ折り、マフラー・手袋は無地で色はこうこう、髪は肩に付いたら結び、長ければ三つ編み(途中まではポニーテールも駄目)、ヘアピンは黒か紺など・・・。
とにかく細かく決まっていて、在校生にとっては「ダサッ!そんな恰好出来るか!」と余計に反発心をあおるものでした(笑)。
今、大人になってみますと、女子高生が規則通りの恰好をしていたからといって、爽やかで奥ゆかしい印象しか受けませんが、世間の女子高生の基準に合わせたり、予備校や塾で会う他校の子達に奇異な目で見られない・・・。
そんなことが10代にとってはプライドをかけた大問題なんですね。
で、学校を出ると皆こぞって、隠し持っていた変身アイテムを出します。
通学時の立ち寄りは禁止なので、予備校や塾、たまには渋谷で遊ぶなどが主な場だと思いますが・・・。
スカートをたくし上げ、ベルトで止めます。
途中まではルーズソックスが流行っていたので(あれは正直みっともないものでしたが)履き替える生徒も現れました。
髪はほどいて、カラフルなゴムや当時流行り出していた大ぶりのヘアクリップやシュシュで止めます。
冬は長いセーター、特に流行りのクリーム色や白のズルッダブッとしたセーターやカーディガンを着て、ミニスカートとのバランスをとります。
もちろん、規定外の可愛いマフラーが良いですね(笑)。
首元にプチネックレスをして完成でしょうか。
まれに、通販などで可愛いリボンタイを買って付け替えている子もいたようです。
教室にその手のカタログのちぎったページがありましたから。
上記に出てきた「放課後変身アイテム」ですが、すべて、見つかれば没収です(笑)。
職員室に行って謝罪しなければ返して貰えません(厳しい先生は返してくれなかったらしいです)が、性懲りもなく皆やっていましたね。