都市部に住んでいますが、からっきし、セーラー服を目にしなくなりました。
不思議なものです。
セーラー服は、40年以上前の遺物と化してしまったようです。
自分が中学生の頃、セーラー服に憧れました。
自分自身もセーラー服だったのですが、うちの学校には、夏服がありませんでした。
夏は、濃紺のジャンパースカートです。
セーラーは、夏は白地にラインの入ったものなので、大変、かわいらしく見えます。
「どうしてうちの学校にはないのか?」と、自分の地味な夏服を羨んでいました。
しかし、親になってみると、夏服はジャンパースカートがいいです。
地味な方が嬉しく感じられます。
女の子は危険だからです。
着ている物によって、というよりは、どうやって子供を守っているかでしょうが、地味な方が、目立たなくていいような気がします。
私のセーラー服は、ラインが茶色でした。
それこそ、60年近く前に、近くの高校の制服に模して作られたといいます。
今、都市部に住んでいますが、うちの町では、プリキュアの着ているようなジャケットに、ひだのスカート、リボンといった形しか見かけません。
それも、本当にプリキュアが出てきてしまったかのような、種類が豊富で、かわいいのです。
一体、いつ、制服チェンジが行われたのでしょうか?
不思議なほどです。
男の子の詰襟も見かけることは稀です。
詰襟を着ていると、「どこの学校?」という風に、珍しく見られてしまうのです。
時代は変わりました。