私は、制服には恵まれずに青春時代を過ごしました。

中学校は、地元の公立中学校に通いましたが、白ブラウスに紺のブレザーと紺のギャザースカートでした。

ただそれだけです。

夏はブレザーが無くなるので、白ブラウスに紺のスカートだけ・・・。

「シンプルと言うか、地味過ぎやしませんか?」と、ずっと思っていました。

中学1年生の時は、ほとんどの子が進学する時、地元の公立高校に行くものと思っていました。

その高校は、昔ながらの紺のセーラー服でした。

全然、特徴は無く、まあ普通のセーラー服でしたが、中学校の制服よりは随分マシだと思っていました。

当時は、コバルト文庫や少女コミックにハマっていたので、この制服なら、まだその世界に通用すると判断したのです。

ところが、中学校3年生になるやいなや急に進学塾に通う事になったのです。

その塾に入ると、周りの子は、公立高校ではなく私立の高校を目指していました。

急に進学塾に入ったので、最初は全然勉強にも付いて行けず、「その成績でわざわざ高いお金を出してまで、私立に行かなくても・・・」という偏差値の女子高を志望校として出していました。

その女子高を目指している子は他にもいたのですが、何となく「お金持ちの子」という雰囲気の子が多かったです。

なので、目指している女子高の制服は、どのデザイナーがデザインしているのか、周りの男子校からモテそうな可愛らしい制服でした。

公立の紺の昔ながらのセーラー服とは全然違って、何とも表現出来ない斬新なセーラー服でした。

「これならコミックの世界か、それ以上よ!」と心が躍ったのを覚えています。

ですが、幸か不幸か私の成績はグングン伸びました。

そして、最後に受かった高校は、近隣でも進学校として名高い女子高でした。

「私立の女子高に通える上に、偏差値的にも申し分無いなんて、私の青春って!!」と思ったのも束の間でした。

慌てて一年で勉強したので、ほとんど情報無しで、がむしゃらに勉学に励んでいたのです。

制服や体操服の購入日になり、受かった高校に心躍らせ行ってみると、見た事も無いようなダサイブレザーの制服でした。

一瞬、「えっ、花の女子高時代にこれを着るの?」と幻滅しました。

入って聞かされたのですが、周りでも「ダサイ」と有名な制服だそうでした。

確かに「更に勉学に励む為には、これぐらいダサイ制服の方がいいのかな?」と思いましたが、期待していた分、ガッカリでしたね。

これなら昔ながらの紺のセーラー服の方がよっぽどマシでした。

でも、青春の1ページを飾るような出来事など、高校三年間で何一つ無かったのですが・・・。